これぞ世界標準!漫画『Levius -レビウス-』が驚異の作画で面白い!
『Levius -レビウス-』って漫画が凄い。
最初に読んだときは「これ日本の漫画なの?」と困惑したほどです。
日本漫画に驚異の才能が現れた!これぞまさしく世界標準の漫画!と確信したほど。
大注目のレビウスについてまとめました。
『Levius -レビウス-』って何?
新生暦19世紀――戦後の帝都では、人体と機械を融合させて戦う「機関拳闘」という格闘技が行われていた。
レビウス(1) (IKKI COMIX)
戦争で父親を失い、母親も意識が戻らない状態となった孤独な少年、レビウス=クロムウェルは、彼を引きとった伯父ザックのもとで、機関拳闘の若き闘士として頭角を現し始める。
そんなある日、競技の最高峰であるGrade-1に挑戦する機会が、レビウスに訪れる。同級1位のヒューゴとの特別試合に勝つことが条件だったが、そのヒューゴが前哨戦の相手、A.J.という謎の選手との戦いで…!!
人間の尊厳と、文明の未来が火花を散らす、頂上バトル、ここに始まる。
Amazon 内容紹介より引用
2013年に月刊IKKIで連載が開始。14年11月号のIKKI休刊まで連載されていました。
現在は第二部『Levius/est(レビウス/エスト)』がウルトラジャンプで連載中です。
この作品、なんと”左綴じ”で台詞が"横書き"なんです…!
表紙に惹かれて勢いで購入したので、最初に普通の感覚で読んだときは戸惑いました。
あ、あれ、最終ページじゃん…?
と困惑状態。
アメコミみたいだなと思いました。
読み進めていけばいくほど「これ日本漫画なの?」と困惑は増大する一方。
だって、作画が凄すぎて日本漫画っぽくないんですもん…。
(出典:『Levius -レビウス-』第1巻より)
(出典:『Levius -レビウス-』第1巻より)
これ、どうみてもバンド・デシネでしょ…。
まじ何これ、すごい。と語彙力が大崩壊していく始末。
まじで日本漫画なの?すげえ…。
え?作者は新人…?まじ?
と知れば知るほど言葉を失う驚異さ。
作者が日本人で日本の漫画雑誌に掲載されているのでちゃんとした日本漫画なんですよ…。
日本漫画すげえ!幅広い!って驚かされた作品です。
壮絶な作画と設定が迫る!
肉体の一部を機械に置き換えて戦う機械拳闘が物語の主軸。
主人公のレビウスも戦争で失った右腕を機械に置き換えて機械拳闘の世界で戦っています。
サイボーグたちの格闘技といった趣ですかね。
機械拳闘は”相手を戦闘不能にしたら勝ち”なシンプルさ。
しかし、戦闘不能には死も含まれる過酷な真実。
作中でも機械拳闘者の生存率は低いとされているほど。
なお機械拳闘競技者にはランクがあり、上位ランクになると一人で軍隊相手に戦えるほどの実力を持つ、という中学生が考えたような素敵すぎる設定もあったりして読者の心を刺激してきます。
生死をかけた機械拳闘は圧巻!
(出典:『Levius -レビウス-』第1巻より)
こんな作画でバトルが繰り広げられるんですから、ページをめくる手が止まりませんよ!
ドラマパートは静かに、機械拳闘は熱く…。
静と動のコントラスト、それがレビウスの魅力。
死ぬか生きるか。
結末が予想できないバトル、機械にしかできない奇をてらったギミック。
一度読み始めると最後まで読むしかなくなる壮絶さ。
圧倒的な画力で読者を観客席へと落とし込み、機械拳闘の熱、選手たちの汗や血、そして慟哭が脳内に叩き込んでくるのです。
もう凄い。あまりにも圧倒的なんですよ!
まとめ
一度読めばその凄さが分かります。
日本漫画らしからぬ体裁と驚天動地の作画。
しかし、物語は超王道で「あー、日本の少年漫画してる!」と膝を打ちたくなる。
でも体裁と作画が日本離れしている…。これは世界でウケそうと確信するには十分です。
まさに世界標準の一作!注目です!